ヒューマンビートボックスのイマを知る動画選 番外編

前回のエントリを書いていろいろと反応をいただきまして、「スゲー!」と僕がただ驚愕したのを共感できてはすごく嬉しいなーと思っておる次第であります。
いややっぱり凄いよねこの人たち。
なんつーか、「機械にできることは機械でやって楽しよう!」っていう倫理が標準的なリテラシーとして浸透するこのIT社会、「機械しかできないようなことを人間が(果てしない努力の果てに)やってみよう!」とするその無駄な労力。最高です。あと僕一応プログラマーです。
で、id:syque さんからコメントで紹介いただいたこの動画とか
Nathan "Flutebox" Lee and Beardyman @ Google, London
http://jp.youtube.com/watch?v=e3kyNGVK-hI
トラックバックいただいたid:rot13さんのこの紹介とか
http://d.hatena.ne.jp/rot13/20081027/1225110649
まだまだすごい人たちはいっぱいいて必見です! ありがとうございます!

ということで、前回のエントリからはいろいろな理由で外した番外編動画をざっくりここに乗っけてみます。

やたらかっこいいFelix Zengerのプロモ


フィンランドヘルシンキ出身のFelix zengerのプロモビデオ。よくFelix Zengerのことが分からなかったんで前回は紹介しなかったんですが、Felix Zengerの男前っぷりが味わえるこのビデオはすげーかっこいいっす。音も良くて口元もはっきり写っているので、音の出し方が学べるところもナイス。最後にwww.felixzenger.comってスクラッチも交えて言ってるんですが、この言い方は真似したいところ。絶対、モテる。

ポルポさん何やってんすか


誰も想像しなかった異種格闘技戦ヒューマンビートボックス vs Windows Vista! PoolpoっていうビートボクサーWindows Vistaに口で挑む! フランスのWindows VistaのCMっぽいんですが、全く意味不明です。これを見て「やっぱVistaすげー!! 買おう!」っていう人がいるとはとても思えないところが素敵ですね。Poolpoの素人演技とか、Vista役の女性のいかにもな感じの見た目とか、
突っ込みどころが多すぎます。
ところでPoolpoって、下のフランスのスター誕生みたいな番組に出てますね。これからデビューしてマイクロソフトのCMに出るまでになった、って考えるとほっこりした気分になります。


唐突のフルートビットボックス


id:syque さんから紹介いただいたフルートの人とはまた別の人っぽいんですが、かしこまって登場してフルートを吹いてたと思ったら、唐突にビートボックスが始まるところは思わず吹いてしまいます。かっこいいのか何なのかもう分からない謎の世界で最高です。

さらに謎の口琴トランスビートボックス


見た感じママのフランス人jean jeanの口琴ビートボックス。普通に口琴鳴らしてるなーと思ってるところに唐突なトランスビートの挿入に衝撃! 面白ければ何でもありな世界です。

あの人の口でジミヘン


もはやビートでもないんですが、口真似でジミヘンを演奏するこの動画もおもろい。めっちゃディストーションかけてるんですが、ここまでそれっぽい音を再現するの凄すぎ。この人ってあれですよ、僕の同世代の人なら誰もが知ってる警察学校コメディ映画「ポリス・アカデミー」でマシンガンの音の口真似とかをしてたmichael winslow。僕あの映画小学生の頃大好きで、何度も見てたんですが、まさかこんなとこで再会するとは思ってもいませんでした。

14歳の天才ビートボクサー


けっこうYOUTUBEに「〜歳でこんなビートボクサーいるよ!」っていう動画多いんですが、その中でもすごかった14歳のビートボクサー。ほっぺた赤いこの男の子、緊張してるのかなーなんて見てると、すげーテクニシャンで驚愕。アメリカすごい。

さらに12歳の中学生日本女子ビートボクサー


熱海から来た日本の女子中学生が留学先で照れながらビートボックス。中国と日本のハーフの女の子らしいんですが、力強いビートボクシングに驚愕かつ萌え。


という感じで、僕も負けずに頑張ります! いろいろと!

 ヒューマンビートボックスのイマを知る動画選(初心者セレクト)

1ヶ月くらい前から取り憑かれたようにヒューマンビートボックスの動画を見ておりまして。
って言うことを人に言うと、

ヒューマンビートボックスってあれでしょ? アカペラグループとかに居るドラム役の人。ボイスパーカッション?

という声をよく聞きますが、違うから! いや違うわけじゃないんだけど、一般的にヒューマンビートボックスって言ったとき、それはアカペラグループのドラムの人じゃなくて、ヒップホップ・カルチャーの方の、無声音でビートを刻んでいくスタイルのことを指す(はずです)。
ちょっと知ってる人なら、ザ・ルーツのラーゼルが有名だし、日本ではCMとか「笑っていいとも」にも出演してたAFRAとか、ビョークのアルバムに参加してるDOKAKAとかいますね。
まあ僕の1ヶ月前までの認識はその程度だったんですが、ふとしたきっかけでYOUTUBEで幾つかの動画をみてて、「これはすげー!」と思って暇があれば動画をみて、あわよくば自分でもやってみよう、とこっそり家でも会社でも練習をしてるわけです。
何でそんなにハマってるのか、って説明はしづらいんですけど、あえて言うとすれば、wikipediaの「ヒューマンビートボックス」の項目に以下の記述があるわけですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9

ヒップホップ黎明期からまもなくして生まれた技術である。ドラムマシンやターンテーブルを買えない貧困層の人達が、ドラムの口真似でリズムを演奏し、それに合わせてラップをしたのが始まりと言われている。

例えばテクノは、タダ同然で取り引きされていたベースマシンRoland TB-303やドラムマシンTR-909を手に入れたゲットーの黒人たちが、その少ない選択肢の中で創意工夫を凝らして鍛え上げていった音楽であることは(たぶん)有名な話。
でもさらにそれを上回るブッチギリのアイディアがここにあった! それは「口真似」! 口はタダ同然っていうかタダだし!
単なる口真似を進化されて、音楽にまで昇華していくその姿勢にもう僕はただリスペクトするしかないわけですよ。
で、僕の知ってたヒューマンビートボックスはヒップホップブレイクビーツっぽいリズムを口で刻む、っていうくらいなんですが、最近はそれがあれやこれやに発展していって、新しいスタイルやテクニックが日進月歩で登場していって、大変なことになっている・・・さらにそれをYOUTUBEとかで間近に触れることができる・・・そんなビッグウェーブに乗らなくてどうする!?

少々熱くなってしまいましたが、まあゴタクは置いておいて、とりあえず動画を紹介していきましょー。
とはいえ、まだこの世界に足を踏み入れたばかりの初心者なので、情報間違っている可能性はありますが、まあ初心者から見てスゲー!と思った動画集ってことで、ご容赦いただけると幸いであります。

ベルギーの最強メガネビートボクサーRoxorloop


というわけでいきなりメガネ君です。ヒップホップヒップホップと言っておきながら、いきなり激弱そうなナード男がベルギーから登場。いやこの人ほんとすごいです。ビートボクシングニューウェーブの旗手。動画見れば分かりますが、抜群のテクニックのビートの上に電子音っぽい音を混ぜたり、スーパーマリオの音を乗っけたり、もろテクノみたいなリズムになったり・・・ヒップホップの枠を逸脱してヒューマンビートボックスの領域を拡大し続ける才人。
個人的には、「B-BOYみたいな見掛けじゃなくてもビートボックスやっていいんだ!」っていうのが目から鱗だったりしました。

フランスの異次元ビートボクサーEklips


バスケ選手がなんでステージ乗ってるの? という感じで登場してくる彼がEklips。最初は普通にビートを刻んでいるだけかなーと思いつつ、パルプフィクションのあの曲をやり初めてからの展開がぶっ飛ばされます。どう聞いても3つくらい同時に音出てるとしか思えない歌いながらビートボックスとか、驚異的なボイススクラッチとか。そして圧巻なのが4:00くらいからのダフトパンク。口でベースとかリズムとかを表現しつつ、さらにボコーダー口真似とか。果たしてそれを口でやる必要あるのか? という根本的な疑問を感じてしまうまでの圧倒的なテクニック。すごすぎ。

伝説のフィルター・ルーティンAymeric


2006年のフランスのビートボックス選手権に颯爽と登場し、「一体こいつは何をやってるんだ?」とヒューマンビートボックス界に衝撃を与えたAymeric。どう聞いてもレゾナンスをかけたフィルターをかけてるとしか思えないビート音がすご過ぎる。あまりにも異質な音作りに「エフェクター疑惑」まであったらしいですが、完全に口でやってるらしい。ビートもいわゆるヒップホップっぽいブレイクビーツではなくて、もっとテクノ系のビートですね。身悶えながらビートボクシングを披露するスタイルも素敵過ぎます。かっこいい!
この人は本職は画家で、実は全然ヒップホップ文化としてのヒューマンビートボックスを知らなくて(ラーゼルも知らなかったとか)、なんか一人でずっとこのスタイルを研究してたらしいです。で、友達のすすめで「大会に出てみれば?」と言われて登場したのがこの選手権。その80年代のアイドルみたいな出自も含め最高です。
下の方の動画もAymericがその異様なビートを披露していて必見なんですが、先にビートボックスをやるCanetonっていうおじさんの変な手の動きとか微妙なビートボックスとか(いやうまいんだけど)会場の盛り下がり具合とか、妙に笑えてならない・・・。

驚異のクラフトワークNumbersルーティンKenny Muhammad


みんな大好きクラフトワークの「Numbers」を口だけでカバーする天才ビートボクサーKenny Muhammad。この人はDJ Q Bertとかとも共演していて必見なのですが、これはコロンビア大学でのライブを収録した動画。なんつうか、異常に正確なビートキープとか、完全に金属音にしか聞こえないハット音とか、見た目の存在感とか、とにかく圧倒的。実際、テキトーにこれを真似してみると分かりますが、このリズムをオカズを含め口で表現するってかなり無茶ですよ。でも今のヒューマンビートボックス界では、このリズムは「wind」っていう名前で基本テクニックになってるらしい・・・レベルたけーよ。

シンガポールの雄、トランペットビートボクサーdharni


アジアにももちろんビートボクサーいるよ! というわけでシンガポールビートボクサーdharni。世界的にも有名な人で、ビートボックスのテクニックも超一流なのですが、さらに独特の存在感を醸し出しているのがその狂気のトランペットテクニック(トランペット無し)。見てもらえばわかるんですが、トランペットのフレーズを挟んだビートボックスを披露していて、その音がどう聞いてもトランペットにしか聞こえない。いったい口のどこからこの音を出してるの!? ととても不思議な気持ちにさせられます。教えてもらいたい・・・。
完全に余談ですが、このビデオでは垢抜けない大学生みたいな格好していて好感度高いんですが、最近の動画を見てるとヒューマンビートボックスの世界で揉まれたのかすっかりB-BOYな格好をしていて、個人的にほんのちょっとがっかりしました。

高速ビートタンクトッパーLytos


この人はあんまりプロフィールが分からないんですが、この動画を見て唖然。家の浴室で何寸劇やってんですか? という出だしから、一気に高速ブレイクビーツ地獄。どうやって出してんだかわからない電子音とかスクラッチとか、もう呆然とするしかない圧倒的なテクニックなんですが、同時に必死な形相とか、ブレイクのところでの妙に得意げな感じとか、妙に笑えてならないところが素敵過ぎ。ハマってしまって何度も再生してしまっています僕。口の動きが良く見えるので、ビートボックスのテクニック盗むのにも最適ですね、ってこんなテクニック盗めねーよ!
あとZedeっていう激テクニカルなビートボクサーとかと街角でセッションしてるこの動画も最高です。なんかちょっと垢抜けない感じの集い方とか。途中で通りがかり(?)のおっさんがラップで絡んできたりしてカオス。

こういう風に、「YO! ちょっとやってみようぜ!」と言う感じでセッションできるようになるのが夢であります。

ヒューマンビートボクシングを学ぶには?

で、やっぱりこういうのばっかり見てると自分でもやれるんじゃね? という気持ちになってくるのが人情というもの。というわけで情報を調べてみたんですが、モロな質問がはてな人力検索がありました。

http://q.hatena.ne.jp/1128066538

ここにも紹介されてるんですが、humanbeatbox.com(http://www.humanbeatbox.com)は世界中のビートボクサーが根城としているサイトで、チュートリアルとかも揃っているので(英語ですが)まずはここから盗んでいくのが吉かと。

で、日本語のサイトでいいサイトないかなーと調べていて、一番情報源として良かったのがmixiヒューマンビートボックスコミュ(http://mixi.jp/view_community.pl?id=64652)。初心者向けビートボックス講座から、世界中のすごいビートボクサーの紹介、テクニックの研究など、非常に役立つコンテンツ満載で、その探究心には恐れいります。書き込みも頻繁で、雰囲気もとても良く、非常に良いコミュニティだと思います。
今回紹介した動画もほぼここで知ったものだったりします(コミュニティの皆さんありがとう!)

で、個人的にhumanbeatbox.comにあるこのTransformation Scratchingがやりたくてたまらないのですが。
http://www.humanbeatbox.com/scratching/p2_articleid/103
どうやっても「ピー ピー」とか小鳥の真似かい! みたいな音しかでなくてとても悲しい。
これできたら絶対モテるよ!

というわけで、自分もやってみたい! とか俺できるから教えるよ! とか言う人いたらよろしくお願いします。そしてレッツプレイヒューマンビートボックスツギャザー!

DS-10に飽きちゃった人のためのPlogue Bidule入門(たぶん1)

いやースゲェッスね。何がって、アレっすよアレ、KorgDS-10
憧れのKorg MSシリーズのアナログパッチシンセ(のシミュレータ)が、この値段で買えちゃうって!
しかもシーケンサーとか付いちゃって! 友達とシンクさせて合奏しちゃったりして!
これまでシンセに興味持ってなかった人も思わず買ったりして、ピコピコやっちゃったりしてもう最高!




って俺、DS-10触ったことないんですけど。

まあそんな瑣末な事実はさておいて、発売して一ヶ月を過ぎ、そろそろDS-10にも飽きちゃって、すっかり埃をかぶってる人もいるんじゃないかなーと。
せっかく電子音の音作りっていうディープな世界の入り口に立ったのだから、Max/MSPとかReatorとか使ってガシガシモジュール作っちゃったり、LiveとかCubaseとかLogicとかで本格的にトラック製作やったり、そういう風になってもっとめちゃめちゃな音楽とか出てきてほしいなーということを友達と話していると、「やっぱ市販の打ち込み用のソフトは機能多すぎて敷居が高いよ」と。
まあそりゃーそうですね。こういうDTM系のソフトはもうここ十数年ずっと洗練を重ねてきてて、どんどん出来ることが多くなってきて分かってる人には快適なんだけど、いざ一からやり始めようという人には敷居が高いのは事実。
実際、数万単位のソフトなので買おうとするとかなーり気合入れて買わなきゃいけないし、気軽に触れるものじゃないしね。

じゃあ、DS-10とそういうDTM系のソフトの溝を埋めるうまい具合のソフトないかなーということで、「モジュラー式で簡単に音作りできて」「シーケンサーでちょっとしたトラック制作もできて」「ハイスペックなソフトへとステップアップしたときも役立つ」っていうことでこれですよこれ。

Plogue Bidule

とりあえずお金払わなくても1か月の期間、試用版で無償で使えるし、気に入っていざ買うってときもUS $75! 1万円以下で買えちゃいます。
ソフトとしてはモジュラー型シンセで、信号を繋げていって音作りをやるんだけど、オーディオファイルの再生/ループもできるし、MIDIシーケンサーも付いてるので簡単な打ち込み制作も出来ちゃう。
モジュラーっていうと敷居の高いイメージあるけど、要するにアレっす、ギターとか弾いたことある人はBOSSのエフェクターとかをシールドで繋いで音を歪ませたりディレイかけたりするでしょ。あんな感じで音作りできるイメージ。

まあ、実はこのソフト、日本ではあんまりメジャーな方ではなくて、モジュラー系で言えば有名どころの双璧はMax/MSPとReaktor。ただ、この2つは値段も高いし、かなり音を出すまでの敷居が高いので間違ってもDS-10から入ったような素人は手を出しちゃいけないところ。手に入りやすいところで言えば、Jeskola Buzz(フリー)とか、AudioMulchシェアウェア/US $89)なんかが人気がある。
で、もちろんそっちでも全然問題はないんですけど、Biduleは以下のところが魅力的で個人的に好きなんですね。

  • MacでもWinでも使える!(ついでにWin 64xでも使える) 俺Mac持ってないけど!
  • オーディオサンプルを扱える!(mp3は残念ながら未対応)
  • ステップシーケンサー(機能的にはいまいちだけど)が付いてて、MIDIを扱える!
  • VST プラグインが使える!
  • さらにVSTプラグインとして立ち上げることもできる!
  • Rewire(マスター/スレーブ)もできるので、他のソフトとの連携も付いてる!
  • モジュールが豊富で変態!

ということで、基本的な機能を押さえつつ、VSTプラグイン化できたりRewire連携できたり、痒いところに手が届くところがニクいあんちくしょうなわけです。まあ、少々安定性に問題があるので、ライブでメイン使用するのは若干怖いとかまだ問題点もあるんだけど、それはこれからのバージョンアップで解決していくことを期待。

ということでDS-10と果たして関係あるのか? という根本的な疑問は、単に俺が紹介したいだけ、という回答でザックリと切り捨てましょう。
とりあえずとにかく動かして遊んでみることがすべては始まるのです。

何がともあれインスコ

はい。とりあえずインストールしてみないことには何も始まりません。
ここでは何も悩むことは無いはず。


  • Plogue Bidule のページの左側の「Main Menu」から、「Downloads」を選択。
  • そうすると「Category」を選択するページが出てくるので、「Bidule (standalone)」を選択
  • お使いの環境に合わせてインストーラーをダウンロード。

という感じでインストーラを手に入れたら、それをうまいことごにょごにょしてインストールしてください。
普通に「Next」を押し続ければインストールできるはず。
まあもうこの辺は豪快に、何も考えずにひたすらクリッククリックで無問題でいけるはずです。
あ、ちなみにMacでは試していませんが、たぶん大丈夫でしょう。ジョブスだし。何となく。

早速起動

はい! では早速起動してみましょう。
スプラッシュウィンドウに続いて現れるドキドキの起動画面がこれ!






素っ気ないです。
何をすればいいの!? という置いてきぼり感満載です。
このままではもちろん、何をやっても音は出ません。
この無常観がお洒落! 
ではないのですが、まあちょっとだけお待ちを。

いきなりハードコア

ここで躓いたらあかんでーというわけで、Biduleはちゃんと初心者にも優しいサンプルパッチを用意してくれているわけですよ!
あ、パッチっていうのはモジュールを組み合わせたセット、まあざっくりエフェクターのラックみたいなものです。
で、それをどうやって開くかというと、下のようにメニューの「File」「Open」をクリック!

とすると、下のファイル選択の画面が出てきます。
これらがデフォルトで用意されてるサンプルパッチなわけなんですね。
で、13個近くもあってどれ選べばいいの? という状態なので、ここでワタクシのお勧めを申しましょう。
ズバリ、上から4番目の「04_Audiofile_Squasher.bidule」であります。

Squasher・・・Squareher・・・・Squarepusher!!!!
そう、あのSquarepusherが、Biduleのために作ったスペシャル・プレゼンツ! 神様ありがとう!!
というのは俺の完全な妄想なんでありまして、単にSquarepusherっぽいことがでるっていうだけのサンプルパッチであります!!(すいません)

まあとにかくこれを開いてみましょう。
はい、ドン。




グッチャグチャの配線であります。
とても初心者にお勧めできるパッチではない・・・・ように見えますが、ここであえてこのパッチであります。
そう、やろうとすればBiduleはこんなこともできちゃうよ、という底力なのであるわけです。
決して、Squarepusher!!!!と叫びたいだけではないことを分かっていただきたい。

で。当然開いただけでは音は鳴らない。
どうするか?
っていうことで、よく見ると左下のウィンドウにヒントが書いてあるわけです。
さすがBidule! そこに痺れるぅ(面倒くさくなったので途中で)

Press the button on the Trigger after
the signal processing has been activated

このトリガーのボタン オセバ オンガク ナガレル(意訳)。
ということで、今度は左上のウィンドウに注目すると、

  • Send Trigger [Send command]

というボタンがあることに気づくことでしょう


ということで何も考えずコレをクリックぅ!






ドンガドゥンドゥン グシュー ドンガドン グゥー

こここここここれは・・・・Squarepusher!!!!

に似た何かっ!!!!

というわけで、とにかくドラムがグチャグチャに加工されながら突進する音が鳴り出すわけです。
でこのパッチを簡単に説明すると、元になってるのはPlogueで準備されている簡素なドラムの音で、
その再生位置や再生スピードを様々にリアルタイムで計算しながら鳴らしているわけです。

もうこれだけで俺は興奮しているわけですが、まあここからがPlogueの見所。

下の3つの四角い箱、「CrossFader_0」「CrossFader_1」「samples to me」をおもむろにダブルクリックしてみましょう。

すると、3つのウィンドウが現れるので、とりあえず勢いのままに下の赤線で囲まれたスライダーとかリストボックスを動かしてみましょう。



シュルシュルシュル グシュー ドンガドン モゥーー


こここここここれは・・・・エレクトロニカ!!!!

っぽい何かっ!!!!

ということで、もうその道の方はこの3つだけで1時間遊べるくらいには楽しめるはずっ・・・!
そして、その道でもない方は「俺の作りたいのはこんなノイズじゃねぇ」と心底思うはずっ・・・・!

まあそりゃそうです。これはあくまで、今あるサンプル音をいかに加工するか、というパッチなので、メロディとかハーモニーとかからは切り離された世界。でもまあ、1つのオーディオサンプルからだけで、こんなにいろいろな音を、しかもリアルタイムで引き出せますよーということでおこは勘弁して欲しいところです。

まあ、俺は最初にこれ触ったとき、ノリノリで1日触ってましたけど。叫びながら。

ということで、いよいよメロディとかの打ち込みに入るよーというところでいい加減長くなったので打ち切ります。
勢いで書きはじめたのに長くなってしまった・・・・。

ということで次回、もし続くとしたら以下のようなことを書きたい、と思いつつ、書かない可能性もありますが、まあそこはそれ、いろいろとワタクシも忙しいものですから、テキトーにお付き合いいただきたいと。

それでは。

職業訓練所の思ひ出

id:phaさんのとこで職業訓練校についての記事があった。

実は会社を辞めてからのニート期間に僕は職業訓練の学校に通っていたことがありました。職業訓練ってかなり良い制度だと思うんだけど意外と実情が知られてないようなので勿体なく思っているので、ちょっと職業訓練について自分の体験を交えながら書いてみようかと思います。

で、かくいう僕も転職準備中という名目のニート期間に職業訓練校に通い、そこでJavaの勉強をしたのがプログラマになった(ホント直接の)きっかけでもあったので、自分の経験をつらつらと書き記しておきたいと思う。行くのを悩んでる人の検討材料にでもなれば幸い。

無謀な辞職から始まる

 というわけで職業訓練校にいったきっかけなわけだけど、これはもうものすごくストレートに「失業保険の給付期間を延長したい」がため。その前まで僕は某音楽雑誌の編集部にいたんですね。詳しくは書かないけど、これが超ワーキングプアな職場で、土日出勤当たり前・終電まで残業当たり前で年収200万行くかいかないか。体壊して入院した人がいても、復帰した当月から徹夜させて責任とらないようなものを間近で見てて。「お前ら自分の好きなことやってんだからいいだろ」を盾にリアル搾取の構図。
 「ファッキン! ノーフューチャー!」と編集長の机に全裸で仁王立ちして、雑誌にションベンぶっかけて辞職したのが3、4年前。これはだいたいリアルを2700倍くらいに水増ししてます。
 まあその前の話はどうでもよくて、とりあえずやってられないと辞めたものの、この人何も考えていません。とりあえず失業保険をもらうためにハローワークで仕事探すフリしながら、ちょっとだけあった貯金で自動車学校に通って免許取ったりしてます。「俺編集しからできないしなー」「でも編集もそんな得意ってわけでもないなー」「できるだけ人と会わなくてもいい仕事がいいなー」とかずっとくよくよしてる毎日。あ、ちなみに雇用保険もらうためには、月2回くらいハローワークに行った証明が必要なんですね。で、行って検索用のコンピュータで「へへーこんな仕事あるんだ」なんて船の仕事を検索しながら世界を股にかける船乗りを夢見たり。で30分くらいいると印鑑もらえる。
 で、素敵な未来航路を夢見ながら、気づくと雇用保険給付期間の3ヶ月が目の前に。わ、やべーっ! と気づいてどうしようか、というところで、知り合いからid:phaさんの記事にいもあるこの事実を聞きつけるわけで。

職業訓練を受けると失業保険がたくさんもらえるって本当?
たくさんもらえるというか、期間が長くなるよ。雇用保険を貰っている期間中に職業訓練に入学すると、本来の支給期間が終わっても、その訓練が終わるまで同じ月額が貰える。あと、自己都合退職の場合は雇用保険が給付されるまでに3ヶ月待たないといけないけど、職業訓練に通い始めるとその時点からすぐに貰えるようになるよ。

 まあとりあえず職業訓練校にでも通いながら考えるべ、とハローワークでパンフレットもらいにいくことに。僕は三鷹ハローワークいったわけですが、入り口あたりの「就職がんばろう!」系のパンフレットと一緒にその辺の情報のパンフ置いてます。あと、ビクビクしながら相談窓口にいけばいろいろ親切に教えてもらえました。
 で、とりあえずコース一覧みたいななのみて、「ITスキルコース」「ITコース」「Webプログラミングコース」「Webデザイナーコース」みたいなアブストラクトな名前のコースが並んでいて。IT系以外にも医療事務とかのコースがあったような気がする。「俺デザイナーって柄でもないよな」とか「ExcelとかWordを使いたいわけでもないしな」とかいう主に消極的な理由で、「Webプログラミングコース」に行ったのが運のツキ。いや、ツキじゃないですけど。
 で、これがJavaを基礎からやって、サーブレット/JSPでWebシステムを作れるようになろうというコース。この時点での僕のスキルは、「HTMLを打ったことがある」くらい。相談会みたいなのがあって、そこに足を運んで相談役の人に「HTML打てます!」と誇らしげにいったら、「いや、ここはそういうのを教えるとこじゃないので・・・」と「サーバ」とか「クライアント」とかの図を書いて丁寧に相談してくれました。まあほんと、そんなレベル。

受講までの微妙な日々

 実際にハローワークで受講申請してから、実際に通うまでにちょっといろいろ手続きが側あるんですね。まず、雇用・能力開発機構が主催する「就職セミナー」みたいなのに2回くらい行かなければならない。これがまあ、体のいい自己啓発セミナーみたいなもので、「働いてないやつはクズ」「お前ら早く就職しろ」「収入安くてもいいからとりあえず就職しろ」をオブラートに3重くらいくるんだ表現で一日聞かされる。で、「ちょっと横の人とコミュニケーションの練習してみましょう!」みたいに、横の人と組まされて「始めまして」「ええと、どちらにお住まいで?」みたいなぬるーい会話をやらされたり。まあ、僕みたいな根っからの引き篭もりにとっては苦痛この上ないわけですわ。僕みたいな根っからのパンクスにとっては、ファック糞ぬるい空気!みたいなもんですわ。とはいえまっとうな社会人の面もある僕なわけなので、なんとかこの辺は精神を完全に押し殺してスルー。ま、働かずに金をもらおうとするには多少の苦痛もやむをえないわけであります。実際、ものすごく疲れたけど。
 で、一番の難関、だとずっと思ってたのが、面接・筆記試験があるわけで。コースの定員が30名なので、これより多い場合は一応選別を行うことになり。もう内容は完全に覚えてないけど、何か数学とか国語の問題やらされた気がする。で、面接。ここで聞くのはだいたいひとつ。「何でこのコース受けようと思ったの?」ってことで。で、僕は完全に嘘八百並べて、「前職でWebシステムの運営に携わることになり、システムを作ることに興味をもった。ぜひスキルを身につけたい」みたいなことを言ったわけです。そんな事実はまったく無かったのにね。
 で、なんとか合格。っていうか後で面接側の人に聞いて知ったんだけど、実際は応募者数が実質30人前後で、落ちる人はいない、と。それでさえも珍しく、実際は20人くらいで、定員割れが多いみたいなので、一応形式的にやるだけみたい。まあ、あまりにも様子がおかしいとか、ぜんぜんやる気が無い人とかは落とすことがあるみたいだけど、まあそういう人でさえも受かってたので(後述)、一応現代社会に適応して生きている人は大丈夫でしょう。

受講が始まり

 でまあ、オリエンテーションみたいなのがあって、実際の受講が始まる。僕が通ったのは代々木にあった専門学校みたいなとこ。ちなみに、そこまでの交通費は、失業保険にプラスしてもらえる。しかも、なぜか「これで昼飯食えや」みたいな感じで一日500円くらいもらえる。勉強しに通ってるのに、失業保険+交通費+500円がもらえるなんてなんてすばらしい制度だ、と思った次第であります。(失業保険が出てない人にはどうなるか、は詳しくは知りません)
 部屋は30人が各々のデスクトップを前に授業を行うスタイル。始めはコンピュータの基礎知識から。二進法、十六進法の計算とか。RISCCISCとか、TCP/IPの基礎知識とか、サーバって何? とか、フォン・ノイマンという偉い人がいてね・・・みたいな話。まあ普通の大学の授業みたいな感じ。ほんと僕はコンピューターは使ってたけどその中身は何も知らなかったので、ほほーなんて思いながら聞いてた。
 で、2週間経ったあたりから、「やさしいJava」をテキストにJavaの授業を開始。
 テキストエディタ(そのときはTeraPad推奨)で書いて、javacでコンパイルして、Javaで実行、というのをひたすら繰り返す日々。先生は一通り解説をして、テキストの練習問題やって、先生オリジナルの練習問題だして、次の章いって・・・というループで授業が成り立っていた。まあほんとパズルを解くみたいな感じで僕はやってました。
 第一次変動が起きるのがこの時期。「Webプログラミングコース」っていうのを聞いてなんとなく「Webデザイナーになれるんじゃね?」「それってお洒落じゃね?」って勘違いしてた女の子とかが4,5人辞めていた。「あれ? あの人こないの?」「やりたいことと違うって言ってやめたんだって・・・」という会話が毎日繰り広げられておりました。
 あ、ちなみにこれは教室の会話を僕が勝手に聞いただけで、僕は面倒くさいので友達はつくらず、一言も会話せず通ってた。なんか、面倒じゃないっすか。昼飯いく? みたいなことをいちいち気を使ったりねぇ。まあみんな大人なのでそういう人に対して特に風当たりが強いわけでもなく、テキトーにやり過ごせる雰囲気でした。
 で、授業が進んでクラスの概念が出てきたあたりが第二次変動期。「まったく意味がわからない」「インターフェースとかって何の意味があるの?」みたいな感じでざわつく教室。この辺りでなんとなく、向いてるか向いてないかの差が出てきます。
 授業が遅延しだすのもこのころ。基本的に全員が理解することが授業の目的なので、先生はなんとか分からない人をフォローしようと必死。僕はよく分かってなかったけど、とりあえず先に進みたかったので、授業の進度を無視してテキストをずっと読み進めてました。で、先生も特にそのことに対しては何も言わず、「分からないとこがあったら聞いてね」という感じ。
 この辺りで分かったのは、結局一日コンピュータに向かい合う環境を与えられて、聞きたいときに聞ける先生がいて、という環境を与えられるのが職業訓練校なんだな、ということ。あくまで僕の観測範囲での認識なんでほかのコースがどうかは分からないけど、とりあえずインターネットでいろんなIT系の記事をみたり、それに沿ってプログラム打ち込んでみたり、ということを自由にできるのはとても役に立ちました。
 で、授業はいろいろ進んで、テキスト終わったらサーブレット/JSPでショッピングサイトを作ってみよう、という課題に取り組むことに。教室にOracleのDBが用意されてて、それに接続して商品一覧をとって、セッション作ってショッピングカートの内容入れて・・・というまあ非常によくある内容。
 この辺りで、完全に理解してる人とついていけてない人が明確に現れてくる。で、どうしてもできなくて「チッッキショー」と叫びながらディスプレイを蹴りだす人いたり(実話)、完全にあきらめてずっとアニメのページみてる人がいたり、なかなかにカオスな状況。先生も何とかそういう人をフォローしながら、無理やりに授業を締めくくっていた。
 で、これが3ヶ月。その間、1ヶ月に一回くらいに「就職セミナー」みたいな会があって、雇用・能力開発機構から派遣されてきた就職コンサルみたいな怪しげな人のレッスンみたいなのがあったりします。まあ、相変わらずぬるい就職しようぜ話なわけで、さすがに僕もなれてきて完全に「先生、僕、就職したいんです・・・・・」みたいな雰囲気を漂わせてクリアできるようになってます。
 あと、そこで教えてた先生は通ってた当時は伏せられてたけど、実は3ヶ月前に同じコースを受けた人だったりして。どおりで、「デザインパターンって何ですか?」「うーん、デザイナーのパターンでしょう」とか「サーブレットでRequestにAtrribute渡せないんですか?」「うーん、できないんじゃないっすかね」といろいろテキトーなこと吹き込まれたりしてました。まあそれも思い出。思い出!

OJTの1ヶ月

 そのコースには最後に1ヶ月OJTをやることになってて。実際の会社にいって、業務に携わりながら仕事を覚えよう的な。3ヶ月の最後に、8社くらいの人が来て、その会社すべて面接して、会社側から「この人でよろしく」みたいなオファーがきて、訓練所の人が割り振る感じ。そのための面接会みたいなのがあるんだけど、結構一日8社と面接するのって大変だった。「何で前の会社辞めたんですか」「労働時間が長くて」「プログラマーは労働時間が長くて当たり前。それではこの業界やっていけない。甘ったれてる」みたいなことを懇々と説教されたり。まあ、そりゃそうなんだろうけど、お前にいわれたくねーよ! っていうかお前誰だよとかいろいろ不満ためつつ、まあやりすごしたわけで。
 で、行った先では「社内ブログシステム制作」みたいなのを振られて、1ヶ月黙々とプログラム書いてた。そこに行ったのは4人だったんだけど、僕以外が全員脱落組で、何を振ってもやってくれない(しできない)ので、しょうがなくほとんど自分で作る羽目に。とはいえ、フレームワークの存在とかも知らないし。教えてくれる人もいない。JSPSQL書いたり、ページ遷移が全部if分でできてたり、いろいろ泣きたくなる感じではありましたが、まあ嘘っぱちシステムをなんとか作って終了。

そして就職

 で、結局そのOJT行った会社に就職しました。で、このOJTって、受け入れた会社には雇用・能力開発機構から補助金が出て、もしいい人がいたら就職させていい、っていう人材募集してる会社には非常に都合のいいシステムなんですね。後で知ったけど。まあ、一応顔は知ってたので、軽く面接・筆記試験があって、社長の顔を見ることもなく人事部長の一存で就職、ということに相成りました。ちなみに僕以外の人は一応面接したけど、まったく取る気はなかったみたい。
 まあその会社は派遣系SIerでいろいろブラックな会社ではあったんですが、そのことは割愛。機会があればまた書く。まあ、当時は「正社員になれた! 良かった!」みたいに素直に喜んでいたけど、その先には暗雲が立ち込めていた・・・。

まとめ

 いろいろ思い出しながら書いたら長くなっちゃったので、職業訓練校についてまとめとこう

  • プログラムをこれから学びたい人には、非常にいいシステムだよ
  • プログラムやってみたいなってもやもやしてる人にはオススメだよ
  • すぐに業務で役立つレベルになるのは無理だけど、きっかけにはなるよ
  • でも結局自分で勉強しようって気がないと、無駄になっちゃうかもよ
  • でもやっぱり向き不向きはあるよ。でも行ってみて考えてもいいかもしれない
  • 多少面倒なセミナーとかあることは覚悟しというた方がいいよ。でも実際に就職してからのことを考えると大したことないけど
  • 経験上、その後の就職とは切り離して考えた方がいいかも

とかそういう感じで。で、これが3年ちょっと前。いまいっぱしのプログラマーになれたかは、非常に微妙なとこだけど、何とか一応やってる。そんな感じであります。

会社ハック

3ヶ月くらい前くらいか、「会社ハック」と称していかに会社をサボハックするかとうことをtwitterでぼそぼそと呟いていたら、数名になぜか好評だったので、この際解説つきでまとめてみることにした。

会社ハック:返事は「はい」と「ええ」と「なるほど」をランダムに織り交ぜると真面目に話を聞いてるようにみえる

これは昔雑誌編集をやってるときに身に着けたテクニック。
インタビューするとき、人の話を聞きながら次に聞くことを頭の中でまとめなきゃいけない。そーいうとこにこのハックは絶大な力を発揮するわけであります。
ポイントは「ええ」です。「ええ」なんて日常生活じゃ使わないでしょう皆さん。これでグッと社会人レベルアップ。
力をこめて「ええ」と言いましょう。


会社ハック:どんな場所においても背筋を伸ばして右手の甲に左手をあてて立っていると関係者に見える

ライブ会場とかでも、こう立っていると無闇に関係者と思われて話しかけれたりします。
さびしがりやの人にはぴったり。
それ以外に特にメリットはありません。


会社ハック:5分遅刻するなら、1時間遅刻せよ。そっちの方が私用で遅刻したっぽい雰囲気にしやすい。

会社ビギナーは、息を切らせながら「すいませーん遅れました〜」と会社に駆け込んでしまうわけですが。
会社ハッカーは違います。
「ちょっと遅れそうだな」と思ったらあえてコーヒーを飲んでゆっくり。
当然の顔をして会社に出社するわけです。
「あれ? 言ってなかったっけ?」くらいの勢いでサラリとした出社をしましょう。
誰も突っ込まなくなります。
それがあなたの社会人生活にとってプラスになるかマイナスになるかは、熟考しておきましょう。



会社ハック:会社でブログなどを書く際は outlook の新規メールに書く。仕事をしているように見える。

何気に一番ふぁぼったーで人気があったのがこのハックでした。
さすがにブラウザ開いて更新するのは人目がはばかれる、でも仕事やるきしないからブログでも書きたい、なんてアンニュイな時間を過ごしている人にはオススメのハックであります。
はてなとかだと、メールでポストできちゃったりするわけですが、それは敢えてしないのがこのハックの肝。
メールアドレスの欄は一切触らず、隙をみてアップするか、Gmailの下書きとかに保存するのが吉です。
これは、うっかり送っちゃいけない人に送信してしまうミスを防ぐと同時に、会社のメールサーバに不必要な情報を残さないためであります。
書くときはできるだけ真剣に、俯きがちで打ち込みことが肝要です。
あとoutlookのフォントサイズとかを小さくして、何を書いてるのか分からなくするのもいいですね。

会社ハック:立って話しているときにチャックが開いているのに気付いてしまったときは、携帯に電話がかかってきたフリをし「もしもし?」と後ろを振り向いた隙に閉めろ

電話かかってきた(フリ)をしているときに「はい!?」と大げさに答えて体を無闇に上下するのがこのハックのポイントであります。
素早く右手を上下させて、その勢いで一気に締めましょう。
必要以上に戸惑っているとバレてしまい、会社ハッカーとしての地位がガタ落ちであります。



会社ハック:同じ会社の人かどうか微妙なときは、 10 度ほど頭を下げて「スー」と息を吐きながらすれ違う。「お疲れさまです」と言ってるように聞こえる

会社ハック:すれ違いざまに「です」だけ言っても「お疲れさまです」を言ってるように見える

このあたりは新社会人にはオススメです。
僕出向することが多かったんで、誰が関係者で誰が上司で誰が他人なのかすぐわかんなくなったんですよ。
そのときにこのハックをしってたらまじ便利! ちょう使える!
「スー」「です」とボソボソっと呟くととりあえず挨拶してるように見える。
ちなみに、これと似たようなことをしりあがり寿が20年くらい前の漫画で書いています。さすがです。



という感じで、ほかにも幾つかありましたが一旦こんな感じで。


こういうことをぼそぼそと呟いていると、
「何の仕事をしてるんですか?」
「会社ちゃんと通ってるんですか?」
「社会人とは思えない」
「バカじゃねーの」
「氏ね」
などいろいろ言われますが、
あくまでも僕が書いていることはフィクションであり、実在の人物や会社とは何ら関係ありません。
ご注意ください。

ブログ引越し

ということで諸事情あってこちらのblogから引っ越してきました。
http://d.hatena.ne.jp/tikitikimi/
3年ほど前から初め、グダグダと体裁を変えながら断続的に続けてきたブログ。
一旦リセットするためにこちらのアカウントに引っ越しましたのでよろしくです。

しかし、前の日記を昔から読み出すと、いろいろ自分を奮い立たせようとしててちょっと辛くなってくるものがありますな。
こちらではもっとゆるくやっていきたいと思っとりますんでよろしくです。

バトンが回ってきた

バトン、なんてものの存在をひさびさに思い出した。
バトン回しが流行ってるころ、周りで飛び交うバトンの嵐に、
「ケ! みんな仲良くしやがって。きゃっきゃウフフしとけばいいじゃん! 
バトンなんで人の占いと夢の話と同レベルでつまんねぇんだよ!」
とか勝手に難癖をつけてるわりに、
もし自分の回ってきたら素敵なロングパスを繰り出すことであろうよ、
などと妄想していたわけですが、
見事に誰も僕にバトンを回す人がおらず、自分の友達の少なさにあらためて愕然としたわけでありますが。

まあそれはともかくとして、mayutanから酒バトンのご指名をうけたわけでありますので。
自分の小規模な酒談を記してみることにします。


■1 酔うと基本的にどうなりますか?
顔色はあんまり変わらない。
少しずつ饒舌になっていき、呂律が回らなくなる。
自分のした恥ずかしい体験談とかを空気を読まずに喋ったりする。
終電近づいてくると精密な帰巣本能が働き、突然帰ったりする。
だいたいそのくらいになると記憶がぶち切れており、次の日ひどく後悔することになる。


■2 酔っ払ったときの最悪の失敗談は何ですか?
えー、数え切れないくらいありますが、
まず今の段階で思い出 せるのはこの2つ。

  • メガネ紛失事件×3

 しこたま酔っ払って終電に乗り込み、ふと電車を降りると視界がものすごく狭くなっている。
世界がすべて靄がかかってみえる。おお、霧の東京よ・・・・。
酔っ払って視力おかしくなっているせいか? と思ったが、よく考えるとかけていたはずのメガネがない。
視力は0.1以下。もう何も見えず、駅の壁に記された表示を10cmくらいの距離でガン見してなんとか駅から脱出する。
最初はなんて俺は馬鹿な男なんだ、と思っていたが、ここ5年で3回くらいコレを体験しているため、
もう慣れてきて「またやっちゃったぜテヘ」くらいな感じで、メガネは消耗品だと思うことにした。

  • 某漫画家パーティで泥酔事件

 知り合いのツテで、全然関係ないのに某有名女性漫画家のクリスマスパーティに参加。
で全然俺関係ないしそのとき無職だったので、気持ちをもりあげるたびにシャンパン・ワインがぶ飲み。
気づくとその漫画家先生の旦那(超年上)に、おい! ●●っち! 飲もうぜ!くらいの勢いで絡みまくっていた。
帰り道で連れていってくれた知り合いに「いい加減にしろ!」と散々なじられる。
そのときは事の重大さを理解していなかったが、次の日起きると猛烈な後悔。
なんであんなこと言ってたのかアホか俺は・・・・・。
ということでそこから1ヶ月くらいは凹んでまともに酒飲まめなくなったことがある。
あんま酔っ払っても人に迷惑はかけないのが唯一の砦だと思ったら、そこにいきなり奇襲をかけられた感じ。
ま、自分が全部悪いんですけね!、



■3 その時は何をどれくらい飲みましたか?
いずれもビール2桁、その他ワインとかシャンパンとかあらゆる目の前にある酒を開けようとしてたうっすらとした記憶が・・・。


■4 最悪な二日酔いはどんな感じでしたか?
「酒」という文字をみるだけで、その文字に向かって怨念を送る以外のことはできなくなる

■5 今冷蔵庫に入っているお酒の種類と容量は?
ビールは買い置きはしない。
ワイン、黒糖焼酎泡盛が今置かれていて、ちびちび飲んでます。

■6 好きな銘柄は?
基本的にビール。サッポロ、エビスあたりが多いか。アサヒはほとんど飲まない。
東南アジア系の現地ビール大好き。タイのシンハー、バリのビンタンビールは忘れられません。
焼酎は基本的にど臭い芋焼酎が好き。でも黒糖常駐、泡盛も飲みます。
ワイン、ウィスキーといった洋酒は飲めないことはなくてたまに飲むとおいしいけど、結局ビールに戻っちゃう!

■7 最近最後に飲んだ店は? 
渋谷 ルクマ東京 レバ刺し関連がおいしい店

■8 よく飲む、もしくは思い入れのある5品
やっぱ海外で飲んだシンハービンタンビールですかね。
あんまり銘柄には詳しくないので、詳しい人に教えてもらいたいところ!

■9 ジョッキを渡す人
友達がいないのでこの質問はキツイけど、
レーベル仲間の

oneinchpunch

にまわしてみる